ナゴヤアニソンフェスが今年も開催されると聞き中部圏内なので日帰りで楽しもうとチケットを最速の時点で注文しました。

どうやら今年は名古屋コスプレサミットというイベントと合わせて行うみたいです。
名古屋はなぜかコスプレ押しなんですよね。

発券してみたところ6列目で最速のチケットは入金順みたいなことが書いてあったのでかなり早く取ったけど6列目か〜。みんな早いなぁってその時は思ってました。

チケットには14:00開場15:00開演、かなり早くから行われるフェスみたいです。

その後出演者も追加され、それでも5組ですが多ければいいというものでもないし初めてのナゴヤアニソンフェスなのでどんな内容か期待です。

当日は岐阜までバス、そこから名古屋までJRで向かい、まずは栄のパルコで今日から開催の「進撃の巨人Festa」っていう展示イベントへ、その後は近くの丸栄で開催の「夏目友人帳大原画展」を見た後オアシス21へ向かいました。

こうやってみるとイベントが大体名駅から栄周辺に集中してるので便利かも。

オアシス21では今年同時開催のコスプレサミットなるイベントが開催されていて普段でも人が多い場所なのに凄い混雑です。コミケやイベントのコスプレ会場だけを持ってきたようなものですね。

無料のコスプレコンテストみたいなステージイベントも色々開催。
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そしてオアシス21の隣にある愛知県芸術文化劇場の大ホールがフェスの会場になっていてホールの待合場所もコスプレイヤーでにぎやかです。この雰囲気はほかのどのフェスでも見たことがない(当然だけど)
コスプレしてみるのもOKらしいのもポイントなのかな?

で、14:00に開場、スタッフの開場しましたの声でも他イベントで見るような入口の行列ができません。ガラガラです。

あれ?

ここにたくさんいたコスプレイヤーさんたちは外のコスプレサミット目当て、暑さをしのいで室内で交流したい方がほとんどみたいでした。

6列目の席に着くと1~5列目と6列目の間に広い通路があり前は広々です。
そしてどうやら1~5列目はタイアップイベントの世界コスプレチャンピオンシップ関係者達の席みたい。
しかも審査員席が最前列でした。司会とのやり取りがあるからだと思うけど本気で審査するんだからもうちょっと全体が見える場所のほうが良くない?

そして開演時間の15:00近くで後ろを見ても客の入りは1階席で大目に見ても5~6割、2階席に数人、3・4・5階席は誰もいません。なかなかの惨状です。

ちなみにキャパは2500人くらいで大ホールといっても栄のど真ん中、縦に長いから階だけは高いけど小さなホールなんですよ。

アナウンスで本日のイベントは終演が21:30とアナウンスされてどよめく周辺、そんなに遅くなると帰れない人が多いんでしょう。私も岐阜とはいえ奥の方、最終バスが名古屋発を使っても8時40分くらいなはず。
5組のアーティストのライブで15時〜なのにちょっと長すぎません?
近くでも遠征で来た人たちが19時の新幹線が〜とか嘆いていました。

まあ、ぎりぎりまで楽しんで最後1時間ちょっとが見えないだけだし長丁場だし、楽しむとしましょう。

そしてついに開演時間、サイリウムも準備できてるし見やすいのは間違いない。楽しもうと思っていましたがここから始まるのはタイアップの世界コスプレサミットの予選でした。

世界各国のコスプレイヤーから代表チームが来ていてステージでのパフォーマンスで競い合う内容らしいです。

今日の予選はA・B・Cに分かれていて各グループごとに明日の本選参加チームを決めるそうです。

ルールはしっかりしていて各チーム持ち時間は2分30秒、題材は日本の漫画・アニメ・ゲーム・特撮であること。演出用にスクリーンは利用できる。衣装から小道具まですべて自作であること。この自作限定なのが作品に対する思いが感じられて良いことだと思います。

正直、全く期待していないイベントでしたが各国のチームがかなり気合の入ったパフォーマンスと自作ならではの味のある舞台であったり、ああ、この演出うまいなぁ、とかアレどうやって作ってるんだろう?とか感心させられたりしてとても楽しいです。

短い中でうまくまとめてのコスプレというより舞台芸って感じでアニメ題材のショートショート劇でした。
ちょっと違うけど仮装大賞を見るような感じ?

日本はトップバッターで「モノノ怪」なぜこの題材って最初思ったけど審査員が外国の方なので和を取り入れたこの選択は正解なのかも。

あとはクランプ作品が多かったり(ツバサ2作・レイアース・ホリック等)意外に最近のが少なめだったり(王家の紋章やハーロック等)
ちなみに後日見た優勝国は中国、実際見た感想から言ってひいき無しに優勝で問題ない内容でした。
作品は「BLOOD」翼手と小夜の立ち回りと血の演出が見事で演出や小道具、作品のリスペクトまですべてがハイレベルでしたもん。
ただ、ほかの国も十分に優勝してもおかしくない国がいくつかあったのも事実でした。

この模様はニコニコで配信されていますので有料会員ならタイムシフト視聴もできるしお勧めです。

Aブロックが終わり審査員が採点、これも良くできていてAブロック出演チームの審査はBブロックが行うというシステムで自国代表を審査しないのは公平で良いですね。

Aブロックが終わってライブを挟むかと思いきや休憩後Bブロック審査になりますとのアナウンス。
えーっと、どうやら15時から開演なのにフェス自体は夜ってこと?

ここで前方の客は結構退席していきます。予定を変える為に工夫する人や食事に行く人が多いみたいでした。
ここで前方と書いたのは空いてる1階後方の席はどうやら世界コスプレチャンピオンシップの応援に来た人みたいだったからです。
特に一部の国の応援はびっくりするくらい凄い歓声でしたから。

結論から書くと私はもうあきらめて予選を見た後、会場を後にしました。
岐阜まで車で来てればよかったですが時間的にバスでいけるでしょと判断した自分の甘さが悪いんですが15:00〜で5アーティストで6時間半は読めなかったです。せめてフェスは19:00~と告知があればそれなりに用意したんですけどね。

でも私はまだ多分いいほう、チケット代はかかってても移動費は知れてますから。
もっと遠方からだと新幹線などの予定もあるし、しかもこの日はAqours(ラブライブサンシャイン)がガイシホールでかぶってる事もあってホテルにしても帰りの列車にしても大変になったと思います。

世界コスプレチャンピオンシップの出演者は全員一生懸命でこの日のためにどれだけ努力してきたかがわかるし、うまくいかなかったチームの悔しさも分かる。このイベント自体は素晴らしいです。
そして存分にそのパフォーマンスや作品の熱意などを感じさせてもらいました。
クールジャパンってのはこうなんだって感じるほどに。

でもね、15:00〜で有料参加者の目当てのフェスは19:00〜、しかも事前に告知は無しです。
前方5列は関係者席です。埋まってないから後方はコスプレサミット応援席っぽいです。(有料かは不明)
ちなみにコスプレしてフェス参加OKってふれこみで終演21:30、だけど更衣室は20:00までってのも酷いです。それくらい気を利かせてよ!

ツイッターなどの報告を見るとフェス自体はアーティストのパフォーマンスも満足いくものだったみたいなのが救いですね。

コスプレを盛り上げつつ世界大会を開いて海外にもアピール、でもそれだけだとお客さん来てくれないからアニソンフェスもまぜちゃえってのはわかるけどフェスの客層と世界コスプレサミットとの客層、更には外でコスプレを楽しむ一般のコスプレファンとそれを見に来る客層が一致していないことが分かっていないと思います。

どうせチケット売れないならフェスなしにしてコスプレしてれば自由観覧にでもすればよかったのに・・・外のコスプレ参加は凄い盛況だけにもうちょっとうまくできないものなのかなぁ?