5月にオープンしたばかりのちょっと変わったレストラン、「現代ガストロノミー 四匹の猫」でランチをいただいてきました。
ガストロノミーっていうあまり聞き慣れない言葉だけどググってみるとこうある

ガストロノミー(仏: gastronomie、英: gastronomy)とは、文化と料理の関係を考察することをいう。 日本では美食術、美食学とも訳される。 美味しく料理を調理して食べることだけを指すものと、誤って理解されることもあるが、これらは分野の一部にすぎない。 ガストロノミーとは、料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。 すなわち、美術や社会科学、さらにはヒトの消化器系の点から自然科学にも関連がある。
転じて、(料理としての)格が高いフランス料理のレストランや高級食材店名の冠としても用いられる。
 
意識高い系フレンチかな?w
 
さて、場所は栄駅からすぐで名古屋のテレビ塔近く、1FにサークルKが入っている建物の地下でした。

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ちょっとわかりにくい入口で隠れ家的な雰囲気です。途中にプロジェクターでお店のムービーが流れていました。
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ちょっと近寄りがたい雰囲気の入り口、ドアには四匹の猫があしらわれています。

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店内は白を基調にした空間で曲線と間接照明、キャンドルを多用し雰囲気を作っていますが椅子などは高級感など無くテーブルセッティングと比較するとちょっとチグハグな感じもしました。
逆に言えばフレンチのレストランでよくあるような重い雰囲気にならないので気楽に食べることができるともいえます。
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真っ黒の石版?なプレートやレトロなキャンドルスタンドなどテーブルセッティングも一風変わった感じ。
ナイフ・フォークもあるけど箸がメインにあるのは日本人的に食べやすいです。
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テーブルに添えられているこのお店の宣伝は四匹の猫という店名の由来が書かれていたりと凝っています。
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これが本日のメニュー、月ごとに内容が変わるらしく今回は水無月 気持ち というランチコース。
いやー、見てもどんなお料理が来るのか予測できない辺り楽しいですね。
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後はクランベリージュースを注文、ピンクがこの空間に映えて華やかでしょ?
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そして歓談しながら待っていると最初の品が出てきました。
おひげの生えたスマートなイケメンのお兄さんがそれぞれメニューを丁寧に紹介してくれましたが沢山メニューが有ったので結構うろ覚えですw

四匹の猫とは

前菜に当たるメニューで陶器製の皿?にちょこんと乗せられたキューブ状の4品が可愛い、左からほうれん草とコーン、大根、さつまいも、豚肉のパテ
コンソメで煮た大根の上にかかっているのはポルチーニ茸のソースです。

左が暖かくだんだん冷たい料理になっているので左からがおすすめですと言われましたがおいもが一番熱かったですw
味は素材の味がしっかり生きていて一口サイズなのが残念なくらいだけどそれが良いんでしょうね。
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シェフの気持ち

スープとサラダの前菜その2
きたあかりのポタージュスープとシマアジのカルパッチョ&サラダ
このお料理も素材からこだわっているらしくとても美味、シマアジも全く臭みもないしサラダも良い品質。下のガラス皿とサラダは冷えていても陶器の器のポタージュはしっかり暖かくこういった温度の違いも同時に味合わせるのもポイント。
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松の実入りパン&ホイップバター

この松の実入りの自家製パンがまた美味しいんです。外はパリッとしていて中はふわもちっって感じ、そこに松の実の香ばしさと甘さがマッチしてる。そしてこのたっぷりすぎるホイップバター、生クリームよりもフワッフワでこれをたっぷりつけて、うん、幸せ。
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とうがらしの気持ち
万願寺とうがらしのファルシ 山葵の南蛮ソース

立派な万願寺とうがらしをメインに仕上げた逸品で中に白身魚のする身を詰めファルシにしてオーブンで焼き上げてあります。
野趣味あふれる豪快な見た目と裏腹に繊細な味がつめ込まれていて万願寺とうがらしの甘さとすり身がマリアージュ、そこに付け合わせの玉ねぎとパプリカを使った山葵のソースの辛さが合わさってこれまた美味。

ちなみにファルシってのはこういった野菜の詰め物料理でピーマンの肉詰めなんかもファルシの一種らしい。棒FFのファルシのルシが(以下略)と言ったライトニングさんとはなんの関係もないです。IMGP5139_R

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サーモンの気持ち
低温コンフィのサーモンと大葉のフリット 白ワインソースとチリペッパー、イカスミリゾットを添えて

38度という低温でじっくり火を入れたサーモンのコンフィ。
火が通っていないけど決して生でなく、丁度油が溶け出すくらいの温度で調理されたサーモンは柔らかく身は柔らかしっとりとしていて暖かく、口に入れるとほぐれていきサーモンの旨味が広がります。
付け合せのリゾットもおいしく何よりこの白いお皿とピンクのサーモンに黒のリゾットという取り合わせが良いアクセントになっています。
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鶏の気持ち
奥美濃古地鶏のポッシェ 海南鶏飯スタイル

これは一緒に行った友人が頼んだもの、メインがサーモンと鶏と選択式だったのでそれぞれ違うものを注文してみました。60度位の低温で煮た奥美濃地鶏、身は柔らかく地鶏らしい歯ごたえがしっかりしていて噛めば噛むほど味が出てくるみたい。
何よりこの丸太をぶった切った豪快なお皿がすごかったです。
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四匹の猫の終わり方

最後はデザート、最初と同じく四という数字をモチーフにしたプチデザートの盛り合わせでした。
キュープはパッションフルーツのアイスムース、羊羹、ガナッシュ、アイリッシュケーキ
アイスはきなこ、クランベリー、ピスタチオ、マンゴー

どの品もしっかりとした品で見た目も可愛らしく華やか。
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食後の紅茶はこんな可愛らしいハート型のカップでした。
ちょっとだけ飲みにくいのが欠点w
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見た感じ二人で切り盛りしているみたいで座席数も20席位と少ないお店ですがフレンチの技法の中に和をブレンドした和フレンチなメニューの数々でどれも手の込んだお料理でした。
お料理の量は私たちにはちょうどよい量でしたので人によっては少なめと感じるかもしれません。
説明も丁寧ですし、一風変わった雰囲気やメニューも楽しくなかなかないお店だと思います。
落ち着いた雰囲気と隠れ家的な店でお箸が普通にあるので年代を問わず利用できそうですし、洒落てはいても重すぎないので気軽なデートにもオススメです。
ひと味違った四匹の猫風フレンチをいかがですか?

とここまで言っておいて、アニメファン的な視点で見てみるとガストロノミー、最近の作品でもそんな料理が出てきた事を思い出しました。
食戟のソーマで薙切アリスちゃんが分子ガストロノミー料理を出していたんですね。
流石にあそこまでの無茶な調理ではないですが今回のお料理も38度という超低温で火を入れたコンフィやキューブ状にして無機質ながら統一感がある料理が出てきたり料理の温度差にちょっとしたこだわりがかいま見えていたりとなんとなく近い感じがします。これがガストロノミーなのね!
ということで気軽にガストロノミーなお料理が楽しめるのでアリスちゃんファンでもそうでない方でもおすすめです。お粗末っ!